「釧路市湿原展望台」模型や展示物で釧路湿原について学ぶ。丹頂ソフトもあるよ【釧路市】

釧路市北斗にある「釧路市湿原展望台」に行ってきました。

湿原に群生しているヤチボウズをモチーフにしたというとても変わった建物のデザインは、釧路フィッシャーマンズワーフMOO(ムー) などを手掛けた釧路出身の建築家、毛綱毅曠(もづなきこう)さんによるもの。

釧路市湿原展望台へのアクセス

釧路から鶴居村へ向かう途中の道路右手にあります。一本道で看板もあるので、ナビがあれば迷うことはないでしょう。釧路駅からだと車で約25分といったところ。

駐車場はとても広いので、満車になることはまずありません。ちなみにこの駐車場は夜も解放されており、○○流星群が見られる日には沢山の車で埋まることもあります。

バスで行く

釧路市湿原展望台へは釧路駅からバスで行くこともできます。駅から乗った場合だと、乗車時間はだいたい40分前後。

詳しい時刻表は阿寒バスのホームページでご確認ください。

入館料やお得情報について

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展示室と展望室がある二階に上がるには、大人470円、高校生250円、小中学生120円の入館料が必要です。

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男子トイレは入館料が必要な二階にしかないので、利用したい場合は受付に言わなくてはいけません。

釧路巡りにオトクなしつげん55パス

単体での割引情報は見つけることができませんでしたが、「しつげん55パス」というパスポートが利用できるようです。

「しつげん55パス」とは湿原関連施設5ヶ所(釧路市湿原展望台、釧路市丹頂鶴自然公園、釧路市動物園、釧路市立博物館、阿寒国際ツルセンター)を回ることができる便利なパスポート。

通常5ヶ所回ると2,450円のところ、1,020円と半額以下で利用できるので、全部見て回りたいという人にとってはかなりオトクなパスポートになっています。有効期限もたっぷり5日間。

購入できる場所は、上記5施設のほか、「釧路観光コンベンション協会事務局」
「JR釧路駅観光案内所」「たんちょう釧路空港総合案内所」「阿寒バス釧路駅案内所」
「山花オートキャンプ場」「総合案内MOOガイド」「ANAクラウンプラザホテル釧路」
「釧路プリンスホテル」「ホテルルートイン釧路駅前」「ホテルアクシアイン釧路」となっているようなので、興味がある方はお問い合わせしてみてください。

湿原について学ぶ

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二階の展示室には、釧路湿原の動植物について学ぶことができる模型などが多数展示されています。

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ちょっと暗くて見にくいですが、釧路湿原を再現したジオラマ「水の大地」です。

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釧路といえばタンチョウですね。

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日本最大の淡水魚と知られるイトウの木彫。イトウの体長は大体1〜1.5メートルですが、この木彫は2メートル。かつて釧路湿原で捕獲された最大サイズのものを再現しています。

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湿原の植物が再現されたアートフラワー。

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これが「ヤチボウズ」です。釧路湿原だけじゃなく、道東の湿地帯でよく見ることができます。緑の季節じゃないときには、ロン毛の生首にしか見えません。

展望台からの眺め

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座りながらゆったりと外を見ることができる三階の展望室。ただ、日当たりがめちゃくちゃいいので、晴れている日はものすごく暑いです。

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展望室から屋上の展望台に出ることができます。

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こちらが湿原側。湿原までの距離が遠くてよく見えないのが残念。

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釧路市街。こちらも距離が遠くてもやっとしてます。

レストハウス憩っと

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一階に併設された「レストハウス憩っと」では、地元の食材を使った料理を味わうことができます。また、売店では釧路湿原Tシャツなど、観光地定番のお土産がたくさん売っています。

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今回食べたのは「丹頂ソフト」と「丹頂シェイク」。タンチョウにみたてた丹頂ソフトは、頭の赤い部分をイチゴ、羽をウエハースで再現しています。味も濃厚でおいしい。

まとめ

展望台からの眺めはあまりよろしくないので、期待すると肩透かしを食らうかも。雄大な釧路湿原の風景を楽しみたい場合は、遊歩道を歩いてサテライト展望台まで行くか、細岡展望台などへ向かった方がいいですね。

釧路市湿原展望台の詳細

名前 釧路市湿原展望台
住所 〒084-0922 北海道釧路市北斗6-11
電話番号 0154-56-2424
ホームページ https://city.hokkai.or.jp/~kkr946/tenbou_shitsugen.html
開館時間 5月~10月 8:30~18:00
11月~4月 9:00~17:00
休館日 年末年始(12月31日~1月3日)
レストハウス憩っと 水曜(5~10月は無休)、年末年始
入場料 ・大人 470円
・中・高校生 250円
・小学生 120円
最寄り駅 【車】釧路駅から約25分