Amazon Kindle電子書籍リーダーとFireタブレットに5種類のニューモデルを追加

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AmazonがKindle電子書籍リーダーとFireタブレットに5種類のニューモデルを追加しました。Kindle電子書籍リーダーは、300ppiの高解像度なディスプレイにデザインを一新した高機能版にあたる『Kindle Voyage』と、フロントライトを搭載しない低価格モデル『Kindle』の2機種、Fireタブレットにはニューモデルとなる6インチの『Fire HD 6』と、機能を強化した7インチ『Fire HD 7 』、8.9インチ『HDX 8.9 』の3機種となります。

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Kindle電子書籍リーダーの高機能版、Kindle Voyage登場

新モデルとなるKindle Voyageは、6インチで解像度が300ppi、Wi-Fiの他にWi-Fi+無料3Gモデルが用意され、価格はWi-Fiモデルが23,480円、Wi-Fi+無料3Gモデルが28,680円となっています(キャンペーン情報つきは、それぞれの価格からマイナス2,000円)
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Kindle Voyage―Wi-Fi、キャンペーン情報つきモデル

段差のないフラットなデザインを採用し、薄さはこれまで発売されたKindleの中で最も薄い7.6mm。ディスプレイは強化ガラスが使用され、反射を抑え紙のような質感にこだわったマイクロエッチング加工が施されています。

Kindle Voyageの独自機能として、より片手での操作が快適になるよう、端末の両サイドにページめくりボタンがついています。このページめくりボタンは少しの圧力で機能し、ページをめくる度にわずかに振動するようです。もう一つの独自機能が、自動調整フロントライト。環境にあわせて明るさを自動調整してくれ、使っていくうちに好みの明るさを学習していきます。

同時に発表された廉価版のKindleは、6インチの解像度が167ppi、Wi-Fiモデルのみ、フロントライトは非搭載となっています。機能的には初代のKindleからバックライトを除いた感じですね。価格は8,980円(キャンペーン情報付き6,980円)。発売予定日は2014年10月2日となっています。
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Kindle―Wi-Fi、キャンペーン情報つきモデル

※キャンペーン情報つきとは?
Kindle電子書籍リーダーの2,000円安いキャンペーン情報つきを選択すると、Kindleのセール情報やスポンサー広告が表示されます。ただし読書中に表示されることはありませんので、無料アプリによくある広告のように邪魔だなと感じることはほぼないと思われます。

※無料3Gモデルについて
Kindle電子書籍リーダーの無料3Gは、読書機能(既読、ハイライトなど)と外出先での電子書籍購入、ダウンロードのみに限定されており、どこでもネットができるというものではありません。自分の場合ですが、はじめてKindleを購入した時は3Gモデルを購入し、現在使っているKindle PaperwhiteはWi-Fiモデルを使用しています。購入した書籍を家やWi-Fiスポットで端末にダウンロードしておけば外出先でも普通に読書ができますので、Wi-Fiモデルで困ることはそうそうないのではないでしょうか。

Fireタブレットはカラバリ豊富な6インチモデルを追加

Kindle Fireタブレットでは新たに6インチ版のニューモデル、Fire HD 6を投入。1280×800のHDディスプレイを搭載し、ブラックやピンクなど5色のカラーバリエーションが用意されています。価格は8GBモデルが11,800円、16GBモデルが13,800円ですが、10/12までの期間限定で8GBモデルが9,980円で発売されています。発売予定日は2014年10月16日となっています。
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Fire HD 6タブレット―8GB、ブラック

6インチ版の一番安いモデルのみキャンペーン対象とするあたり、文庫本は電子書籍リーダー、漫画や写真はFireタブレットで見て欲しいという意図がうかがえます。

新たなFire HD 7は、7インチで解像度が1280×800のHDディスプレイを搭載し、Fire HD 6と同じく5色のカラーバリエーションが用意されています。画面サイズと重さ以外は、ほぼFire HD 6と同じスペックで、価格は8GBモデルが16,280円、16GBモデルが18,280円です。発売予定日は2014年10月16日となっています。
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Fire HD 7タブレット―8GB、ブラック

新たなFire HDX 8.9は全タブレットモデルの高性能版といった位置づけ。8.9インチ、2560×1600の高解像度ディスプレイを搭載し、375g、7.8mmの軽量薄型ボディ。価格は16GBモデルが40,980円、32GBモデルが47,180円、64GBモデルが53,280円です。発売予定日は2014年11月4日となっています。
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Fire HDX 8.9タブレット (ニューモデル)―16GB

24時間ビデオ通話でのサポートが受けられる「Mayday」はFire HDX 8.9のみに用意されたサービス。2.5GHzのクアッドコアプロセッサーと2GBのRAM、さらにAdreno 420グラフィックプロセッサを搭載し、ゲームも動画もサクサク動作するエンターテイメント系に強いタブレットとなっています。

Kindle Voyageに注目したい

自分が現在愛用しているのは、Kindle PaperwhiteとKindle Fire HDX 7です。Kindle Paperwhiteは文庫本、Kindle Fire HDX 7はコミックとカラーの書籍用と完全に分けて使っています。また、大判の雑誌は大きな画面が見やすいため、iPadのKindleアプリで見るようにしています。使ったことがない人は本なんて紙の方がいいに決まっていると言うのですが、いざ使ってみると、見たいときに購入できるし、嵩張らないし、気軽に持ち運びができるしとやはり便利でして。

電子書籍リーダーの画面はキレイならキレイなほどいいと思っているので、Kindle Voyageには非常に興味があります。ただ、Kindle Paperwhiteとの価格差が二倍あり、パッと機能を見た時にそれだけのメリットがあるのか今のところは少し疑問に感じました。こちらは是非実機を手にして比較してみたいですね。